iRobot ルンバ i7+ VS エコバックス deebot T8 aivi 比較

家を新築するにあたり、フローリングの面積が大幅に増しました。

うちの場合は約120平米。その大半をフローリングが占めます。

まさに、時短家電の代表格といわれるロボット掃除機が大活躍できるシチュエーションです。これは導入しないわけにいきません。

というわけで、各社のロボット掃除機を丹念に調査しました。

すると、ロボット掃除機の代名詞ともいえるルンバのメーカーであるiRobotアイロボット)社、中国でシェアが大きいECOVACS(エコバックス)社、同じく中華メーカーでスマホで台頭してきているシャオミ系列のRoborock(ロボロック)社、スマホの充電器で有名なAnker(アンカー)社、あたりが性能の良い商品を出していそうだということが分かりました。

私は愛国心が比較的強いので、できれば国産メーカーを応援したいところですが、いかんせん高い。

唯一と言ってよい国産メーカーであるパナのRULO(ルーロ)は、コスパを重視さざるを得ない私にとっては、早くも選択肢から脱落しました。

また、中華メーカーを中心に、先に述べたメーカー以外でもたくさん安価なロボット掃除機(okp、Neabot、キーボル、Lefant、等々)が販売されていますが、 Amazonのレビューやyoutubeでの使用動画を徹底的に参照したところ、性能や信頼性に不安が残るものが多く、中華メーカーでも間違えなさそうなものは ECOVACS と Roborock という判断になりました。(ロボット掃除機はどうしても導入したかったので、どちらかというと値段よりも性能重視で、多少高くても性能の間違いないものにしたいという思いもありました)

次に、ECOVACS と Roborockの比較ですが、 Roborock は家電芸人の土田が一押ししており、もはや彼はメーカーに金をもらって宣伝している宣伝マンとの印象が強く、その点で一歩後退。また、最新機種はヤマダデンキの独占販売とのことで、店頭に実機が置いてあったので見にいったところ、デザインが若干イマイチ。

例えば「S6 MaxV」や「S5 Max」などでは、無駄に赤のワンポイントカラーが入っていたり、水タンクの部分だけ色が違っていたり、なんか微妙にダサい。

目立って欲しくない家電なのだから、なぜもっとシックに1色使いとかにしないのかねーと思ってしまいます。

最新機種の「S7/S7+」にいたっては、めっちゃダサい。なぜこんなゴテゴテのメカチックにしてしまったんでしょうか。無印、ユニクロバルミューダ、±0等、シンプルなものほど受け入れられている時代だと思いますが。。

性能は良さそうだけど、土田の件とデザインでRoborockは脱落。

さて、中華メーカーなら ECOVACS かなというところになりましたが、前述の通り、私はそもそもロボット掃除機を使ったことがない。

やはりロボット掃除機の代名詞であるルンバには非常に興味があった。

調べてみると、ルンバはrentioというサイトで、新品レンタルをやっている。私が狙いを定めたi7+も対象で、都合の良いことにキャンペーンで6か月以上レンタルすれば、最初の3か月は無料とのこと。つまり、6か月で返す前提で、3か月の料金(4180円×3か月)12,540円で半年間レンタルできる計算となる。半年あれば、性能検査も十分できるしということで、まずはルンバ i7+のレンタルを試してみることにした。

さてレンタルの結果ですが、ルンバ i7+には満足できませんでした。

一番の不満点は、ゴチゴチと大きな音で壁や扉にぶつかりまくること。

また、掃除の音も想定以上に大きかったです。

掃除の音自体も大きいですが、掃除が終わった後に、クリーンベースなるゴミ収集機に集めたゴミを吸い取ってもらう際の音も大きく、一番うるさいのが、壁にぶつかる音です。

留守中に動かすような家庭なら問題ないでしょうが、我が家の場合は、夜中の寝てるときに動かすことが多かったので、ブイーン(掃除の音)、ゴチゴチ(壁にぶつかる音)、最後にギュオーン(クリーンベースに吸い取る音)と、音の面で、稼働させるのをためらってしまいました。

掃除の音自体はまだ許せるのですが、マッピング機能があるのだから、学習すれば壁にぶつかることも少なくなってくるかなと思いましたが、まったくそのような気配はありませんでした。なんのためのマッピングやら学習やらとうたってるんだ!と、そのあたりに腹も立ちます。(掃除の能力自体は必要十分でした)

そんなわけで半年後、rentioに解約を申し入れ、ルンバ i7+は我が家から去っていきました。

ルンバ i7+はマイナス点が目立って、プラスの点はあまり見当たらなかったというのが私の所感です。ルンバの中では上から2番目の機種だったので、最上位に近いグレードのものだったんですがね。なぜここまでルンバの評判が高いのか分からなかったです。少なくとも我が家には合いませんでした。

【ルンバ i7+を半年使用してみての所感】

・壁にゴチゴチぶつかりすぎる。しかも壁当たりについては全然学習しない。

・クリーンベースは、本体のゴミ捨てが減るというメリットはあるが、本体も1~2週間に1回程度、掃除機で吸ってやれば十分である点や、1回の掃除でどんなゴミがどれくらい取れたかが見れなくてつまらなくなる点、クリーンベースの占有スペースや存在感、価格アップ分、これらを総合評価すると、クリーンベースは無くても良いかと。

・掃除機能は必要十分。

・値段が高い。販売価は他社の同等機能商品の約2倍。

ルンバが去ったあと、エコバックスの「deebot T8 aivi」を楽天スーパーセールの際に購入しました。

ルンバの約半額、しかも拭き掃除機能付き。

前評判では賢いとのこと。

さて、その実力はいかに。

結果、その性能に大満足です。

なにより壁や扉にほとんどぶつからない。しかも最初からです。

マッピングの性能も非常に高く、ルンバ i7+が3回目くらいの掃除でようやくマップがそれらしくなってきたなーという程度だったのに、エコバックス deebot T8 aivi は、1回の掃除でほぼほぼ完璧なマッピングができていたのです。

掃除力自体は必要十分。アプリで吸引力の調整もできます。

ではルンバになかった拭き掃除の方はどうでしょうか。

deebot T8 aivi には、電動でモップ部分がゴシゴシと動く強力モップモードと、動かずにスーッと撫でるように拭いていく2つのモードが選べます。(モップ部分の機械の取り換えが必要ですが、deebot T8 aiviにはどちらも標準付属しています。)

まずは気になっていた電動モップから試しました。

動作音はまぁまぁ大き目でしょうか。ルンバの稼働音と同等くらいです。

別の日に通常のモップを試してみます。

結果、私の所感としては、通常モップで十分かなという印象です。

通常モップでも、使用後は十分汚れが付着していますし、電動モップを使用したときと比べて大きく違うという感じではありませんでした。

また、ネックとなるのは、電動モップは使い捨てのモップしか使用できない点です。これがまた高い。1枚100円。メルカリなどで安く買っても1枚60~80円程度でしょうか。再利用できないことはない感じですが、そもそも洗うのに適した素材でないし、汚れが固化した後に再利用するのも、なんだか綺麗にしている意味があるのかないのか分からなくなります。(使い捨てモップも洗って再利用できなくはないです。手洗いでなら、2回くらいであれば耐えられそうです。洗濯機に放り込むのは無理だと思います。)

というわけで、特に汚れた箇所があればそこは手で拭くなどの対応をし、機械にまかせる全体的には通常モップ(洗濯可)で十分かなと思いました。

もちろん不満点がないわけではありません。アプリです。

設定自体はこまかく設定できるので問題ないのですが、接続できない(「オフラインです」となる)事が良くあります。

なんどかやり直していると、そのうち繋げるは繋げますが、接続率は50%以下という程度感です。私の家のwi-fi環境でその他機器はなんの問題もないので、かなりの確率でこれはdeebotアプリの問題だと思います。

というわけで、我が家でルンバ i7+とエコバックス deebot T8 aiviを両方使い比べてみた結果、deebot T8 aivi の圧勝となりました。

ルンバは 「便利だよ!」「めちゃくちゃ買って良かった!」という声は良く聞けども、 知名度が高いのでそういった評判も多いのかな、と私は思っています。

エコバックスが中国メーカーでなかったら最高だったのですが、商品自体のレベル・コスパは非常に高いと感じました。

 

↓ 購入した「エコバックス deebot ozmo T8 aivi」